新しい生活様式のもとでの学習指導(まとめページ)

1 授業再開にむけて整えておきたい準備

1.1 授業再開にむけて整えておきたい準備(記事まとめ)
1.2 休校明けの授業を円滑に再始動する
・まずは、家庭学習の成果をしっかり確認
・確認テストを行うか、単元課題で評価するか
・教室で学ばせることを絞り込んで授業を再計画
・遠隔指導やICT活用のノウハウを継続開発
1.3 改めて迎える「新年度」の始動に当たって押さえたいこと
・教員間の「目線合わせ」、生徒への「方針提示」
・目指すところをきちんと言語化
・学習、生活、進路の各領域で想定される喫緊の課題
・再びの臨時休校に備えたリスクマネジメント

2 新しい生活様式のもとでの学習指導

2.1 教室でしかできない学びを充実~問いを軸に授業を設計
・学びの中核を問う「ターゲット設問」を用意
・答えを作るのに必要な知識・理解などを抽出
・それぞれの獲得に相応しい学習活動を選択
・教室での対面指導以外で行えるものは個人のタスクに
ターゲット設問を分割~小さな問いで場面ごとの理解確認
理解を確認した後のフォローに不要な時間を取られない
2.2 対面以外の環境で実現する対話的な学び
・対話の拡充を図ることで目的とするところ
・文字を介した間接的な対話
・どうしても自力で解明できないことは友達や先生に
・それぞれが作った答えをシェアして
2.3 リモート学習で「答えが一つに決まらない問題」を扱う
・答えが一つに決まらない問いに取り組ませる手順
・不便な環境だから効果的に鍛えられる資質とスキル
・1回の授業で完結させる必要はない
2.4 動画で授業を完結しない~授業を構成するパーツとして
・複数のツールを組み合わせて授業を構成
・授業動画は一方通行になりがち、対話を作れない
・動画をパーツとして利用し、効率良く授業を構成
・理解度の確認と生徒の答案のシェア

3 新たな指導法の開発に向けた先生方の協働

3.1 知見の共有と実践の浸透をスムーズに
・まずは効果を客観的に示すエビデンスを揃える
・データを示したら、指導の実態を丁寧に伝える
・それでも伝わらなければ目的の再共有に立ち戻って
3.2 日々のチェックで授業デザインのブラッシュアップ
・答案や提出物で確かめる生きて働く知識・理解
・行動観察で学びの姿勢や学習方策の獲得を評価
・生徒の認識はアンケートやリフレクション・ログで
3.3 イレギュラーな実施形態の中での授業評価アンケート
・再開後の授業への円滑な接続には生徒意識の把握
・効果測定を行い、次の危機に備えた指導法の確立
・自学自習状況調査は、休校解除のタイミングで
・学習者に一定の働きかけをしたら、授業評価の対象
・質問設計は目的変数を固定+説明変数をアレンジ
臨時休校のリモート指導がきっかけで授業改善が加速?

4 休校中の学びをより大きくするために

4.0 休校中の学びをより大きくするために(まとめページ)
4.1 休校期間中の自学自習をより確かなものにするために
・ユニットごとに明確な到達目標(=解くべき課題)
・必達課題、上位課題、挑戦課題で複線的ゴール
・見通しをもって学びに向かわせる
・目が届かないからこそ、振り返りの結果を把握
4.2 リモート学習の可能性と十分な成果を得るための前提要件
・読んで理解し、思考を表現する要素を備えた課題
・日頃の授業で「自力で学ぶ力」を養っておく必要性
・リモート環境でいかに「対話的な学び」を作るか
遠隔授業の可能性と課題 New!
4.3 休校が続いて、何をやればいいのかわからない?
・これまでの学ばせ方に起因する問題点
・教科書で学ばせる鍵はターゲット設問の付与
・学びに向かうエネルギーを補給し続ける
・休校というピンチを利し、学習者として自立させる

5 学校を取り巻く環境が急変したときの学校広報

5.1 校内外に示す、新しい生活様式のもとで目指す学校像
・変革へのチャンスと機運を膨らませた今回の危機
・膨れ上がるエネルギーに正しい方向を与える
・校内外のステークホルダーの理解と共感を得る
・どんな生徒を育てたいかに立ち戻って
・大きく夢を描くのに欠かせないリスクマネジメント
5.2 積極的な情報発信で校内外の不安に答える
・学校が導いた解をタイムリー且つ正確に提示する
・学力保証と進路実現に道筋を示すのは最優先課題
・新しい指導法の開発に取り組む協働の姿も発信
・学校行事にも、代替策は新たな価値を作り得る
・発信に際して気を付けたいこと(4つの留意点)

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6.1 生徒が自力で学べる範囲を広げ、再びの休校に備える
6.2 “長期休校への入試での配慮”が及ぼす影響を考える
6.3 学力向上を支えるクラス内での相互啓発とメタ認知 New!
6.4 コロナ禍で欠けてしまった指導の補完、次への前提確保 New!

教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一