授業内活動というと「生徒同士の話し合い」が真っ先に思い浮かぶかと思いますが、先生との問答、教科書や資料を読んで自力で理解すること、考えたこと/気づいたことをまとめることなど、多岐に亘ります。
教室での対話を通じて得た気づきを携えて、課題にじっくり取り組み、納得いく答えを仕上げることだって学習者の活動の一つでしょう。
日々の学びの中で、単元内容を理解させていく過程の一つひとつに、生徒が取り組む活動を十分に組み込むことによって、学びを深く確かなものにするとともに、学習者としての自立に必要となる能力や資質(21世紀型能力の各要素など)の獲得を図らせていきましょう。
様々な活動中に現れる「生徒それぞれの取り組みとその成果」に生徒が互いに触れること(相互啓発)もまた、広く、深い学びに不可欠です。
2015/04/05 公開の記事を再アップデートしました。
想起・再記銘+言語化を通した既習内容の再定着
習ったことをまとめ直させる(言語化/メタ化)
予習・復習も一体化して活動の総量を増やす
習慣化、相互啓発、段階的な手放し
├ 習慣化を図り、単発で終えない
├ 好適例をサンプルに発想を広げる
└ 教室内の作業で習熟が図られたら授業外課題に切り替え
ターゲット設問を与え、自力で本文や説明を読ませる
項目間の関係を捉え、全体を構造づけて理解できるか
日々の学びの中で、評価しながら鍛える必要がある
タスクがチャレンジングに過ぎるなら、踊り場を作る
├ 最初はグループで助け合い、徐々に個人が仕上げるタスクに
├ コミュニケーションやチームワーク、協働の楽しさを学ばせる
└ 問い掛けを使った、工程の分割(スモールステップ化)
問いを与えて教材を課題化することが活動の起点
読んだ中に設問を立てさせる
解説が書かれている場面で余計な説明はしない
└ 思考を言語化させる問い掛けでアシスト
教科書の記載を、2次元平面に展開して再構成させる
├ 情報を整理し、構造づけてより深く理解するスキルの獲得
└ できるようになるまで、継続的に練習の場を作る
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