マトリクス点検で指導主眼を適正配置(その2)

学習指導は教科ごとに行われますが、学習姿勢や学び方を生徒が獲得していく過程は、教科を跨いで同時に進行していきます。ある教科を通じて身につけた姿勢や技術は、ほどなく他の教科にも転用されるようになるのが普通です。 ❏ 獲得した資質や行動様式は科目を超えて ディスカッションに臨んで、相手の発言を理解したうえで自分の意見を組み立てられる/表現できるようになること、わからないものを見つけたときに適切な参照手…

マトリクス点検で指導主眼を適正配置(その1)

シラバスや学習の手引き、あるいは勉強合宿でのガイダンスプリントなど、「学習法」や「到達目標」といった「学習活動において生徒に求めるもの」を書面化したものは数多く見つかります。授業態度や提出物、小テストなど、シラバスの「評価基準」に言及されているものも、直接的・間接的に、生徒に求める行動を表現しているものの一部です。 ❏ シラバス、進路講演、定期考査、・・・ 授業中に予習・復習の進め方を説明するのも…

授業クリニックの現場から(後編)

前稿(前編)に引き続き、授業クリニックの現場で目にした「倣いたい手法」をご紹介したいと思います。現場で頑張る先生方の創意と、それを実現していく努力には、いつも深く学ぶことばかりです。 ❏ 板書で授業に流れを作る(前段理解と展望の共有) 前稿でご紹介した、問いを重ね、生徒の発言に乗っかりながら展開していく授業では、対話を重ねながら、そこまでの理解や今考えていることが、常に板書によって生徒の眼前に示さ…

授業クリニックの現場から(前編)

ある高校を訪ねて行った「授業クリニック」で見つけた、様々な場面で活用できそうな指導の手法を幾つかピックアップしてご紹介します。どの学校でも授業公開や相互参観が行われていると思いますが、複数の先生方が同じ授業を見て、それぞれの気づきを言語化してシェアするところまで、取り組みを進められば、効果はさらに大きくなります。 もちろん、授業の中にさらなる工夫が必要な部分(改善課題)を見つけることもありますが、…