キャッチアップ(授業改善)を効果的に進めるために ~優良実践を「自分の授業の次の一手」に変える~ 優れた実践を知る機会があることは、授業改善にとって大きな助けになります。ただし、実践報告を聞いたり、授業を参観したりしただけで、自分の授業がすぐに改善に向かうとは限りません。場合によっては、次のように感じることもあります。「良い実践だと思うが、自分の授業とはスタイルからして違う」 「実際にやるには、特別なスキルや教師のキャラが必要なのでは?」 「担当… 2026年7月10日 続きを読む
改めて考えてみる「問いを立てる」ということ このブログでも、以下のように「問いを立てる」という言葉をたびたび使ってきましたが、改めてその意味するところを考えたいと思います。 単純に「なんだろう」「どうなっているのだろう」と疑問や興味を持つ段階から、「疑問の正体を特定し、共有可能な表現でその本質を表現する」という過程を経てようやく「問いを立てる/起こす」に至ります。目の前の事物を注意深く観察したり、資料などを注意深く読んだりしないと、起点の「… 2026年7月9日 続きを読む
探究活動を成立させるための全体構造 探究活動については、これまで様々な視点・角度から記事を書き起こしてきました。テーマ選びの工夫、教科との連携、評価の設計、成果発表会の意味づけなど、切り口はそれぞれ異なります。今回は、それらの記事に通底する、探究指導の骨格となる基本的な考え方を改めてまとめてみたいと思います。個々の記事は、いわばこの骨格のどこかを掘り下げたものです。先に全体を通した「主旨」を踏まえていただくと、それぞれの記事が何を意… 2026年7月8日 続きを読む
探究活動、課題研究 全体の見取り図:探究活動を成立させるための全体構造 探究活動については、これまで様々な視点・角度から記事を書き起こしてきました。テーマ選びの工夫、教科との連携、評価の設計、成果発表会の意味づけなど、切り口はそれぞれです。各記事に通底する、探究指導の骨格となる基本的な考え方を、別稿にまとめてみました。 1 横断的・体験的な調べ学習の先にある探究活動 1.1 調べたことの先に~新たな知と当事者としての… 2026年7月7日 続きを読む
違和感は思考[探究]の入り口(まとめ) 本稿を起こしたひと月前、2025年7月の朝日新聞『折々のことば』に美術家・評論家である岡﨑乾二郎氏の「批評の始まりは、まず説明しがたい奇妙な細部を見つけることだ」との言葉が紹介されていました。 どんな絵にもうまく説明できない細部がある。そこで感じた違和を抑え込み、既存の枠組みで説明しようとすると、対象は歪(ゆが)んでしまう。逆にその違和をもはや違和としない理解の枠組みを組み立てるのが批評だと、造形… 2026年7月6日 続きを読む