生徒による授業評価
困ったことや悩みを信頼して相談できる相手
生徒が互いに刺激し合い、共に成長するクラス
係や当番の活動で関係を築き社会性を育む
ホームルームは生徒にとって最も基本的なコミュニティ。その中で、自分がどんな役割を引き受け、どう貢献できるのかを考え、行動を起こしていくことは、社会性を身につける貴重なトレーニングの場です。その場面の一つが当番や係の仕事であり、その活性化は「生徒が互いに刺激し合い、ともに成長するクラス」を作るためにも欠かせません。当番や係りの仕事は、学校行事や生徒会活動とは違って「日常」の中にあるため、何かに挑戦し…
整理整頓、教室の環境整備
教室が整理整頓されているかどうかは各教科の学習にも大きく影響します。生徒の荷物が通路をふさいでいたら机間指導の邪魔になりますし、グループワークへの切り替えなどのフォーメーションの変更にもひと騒動。こんなところで貴重な授業時間を無駄にしたくないものです。掲示物にしても、余計なものが目に入っては、肝心な連絡やメッセージが埋もれて伝わらなくなってしまい、生徒が整える次の学びへの準備にも漏れが生じがちにな…
言い分に耳を傾け、公平に接する
生徒に期待する行動をはっきり示す
連絡事項を漏れなく伝える
実技・実習系の授業評価アンケート(質問項目)
自分の取り組みの成果を発表できる機会
授業を受けて実感できる自分の進歩
振り返りを通じた成果のたな卸しと次への目標設定
作業や練習の目的の明示、到達目標の設定
ひとつひとつの作業や練習に取り組ませる際、その目的や目指すべき到達状態を明示し、しっかりと把握させておくことは、目的意識を持った主体的で積極的な授業参加を促すための大前提です。モチベーションの原資である「達成感」をより強固なものにするにも、パフォーマンスの向上を図るのに何をどうすべきかを考えさせる「振り返り」を的確に行わせるためにも欠かせません。得意な生徒と苦手な生徒の間でパフォーマンス差が大きく…
生徒の状況を把握した上での授業進行
戸惑いを抑える、約束事と個々の指示
何らかの行動を指示したときに、生徒が期待通りの反応をとれないことがあります。原因は様々ですが、大別すると「何を求められているのか把握しかねている場合」と「指示に応える態勢が整っていない場合」の2通りがあります。これに加えて、取るべき行動はわかっており態勢も整っているにもかかわらず、周囲の様子を伺ってしまい行動を起こして良いものか躊躇している場合も少なくありません。 2015/05/27 公開の記事…
練習や作業のポイントを把握させる
練習や作業のポイントがしっかりわかっていれば、勘所をつかんだ効果的な取り組みが期待できます。他方、ポイントをつかめないまま無為に時間を費やしては、当然ながら学びの成果は上がらず、次のステップに進むレディネスも調いません。いかに簡潔にポイントを捉えさせて、練習・作業に十分な時間を残すかが先生方の腕の見せどころです。繰り返し言って聞かせるだけがその方法ではありません。生徒自身が気づき、それを言語化して…
講義・座学系の授業評価項目
科目への意識姿勢~得意と答える生徒を増やす
同じ教材で同じ指導をしていても、得意・苦手の分布はクラスによって異なります。学習履歴の中で積まれた成功体験や獲得している学習方策によって感じ取り方が違うためです。得意寄りに分布が偏るクラスでは、より高度な課題を与えて達成感をより強固なものにする一方、苦手意識が優位なクラスでは課題のスモールステップ化や集団知の活用で成功体験を積み上げさせていきましょう。学習指導を重ねるうちに、この質問で「得意」と答…
科目を学ぶことへの目的意識/学ぶ理由
科目の学び方や取り組み方の獲得
主体的に学んでいると言えるには、生徒本人が「学ぶことへの自分の理由」を持っていることに加え、自ら学び進められるだけの学習方策を獲得している必要があります。誰かに教えてもらわなければ勉強が進められない状態はどこかで脱したいもの。自ら学び続けられる生徒を育てることは、数ある指導目標の中でも最も重要なものの一つです。 ■関連記事: 学習方策の獲得はどこまで進んでいるか【学習方策】 私は、この科目の学び方…