新課程完成年度の大学入学共通テストを終えて

週末に実施された大学入学共通テスト(現行指導要領の下での初回)の問題に目を通しているところです。今回のテストに向けて、これまでも時々記事を起こしていましたが、その時に考えた/お伝えしたことが果たして妥当だったのか、改めて検証していきたいと思います。

先生方にとっては、3年間に亘って積み上げてきたご指導の効果測定の機会でもあります。自己採点の結果(可能ならば大問別の小計も欲しいところ)に照らして、修正・強化すべきところを探りましょう。
また、各科目の自己採点結果と定期考査/自校作成の実力テストの得点の相関を取るなど、それぞれの時点の学力を「正しいモノサシ(妥当な問題)」で評価していたかの点検も、この機に進めたいところです。
瞬間ごとに行う「評価」は、その後の学びの方向性を示すためのものであり、もし何らかの歪みがあるなら、きちんとそれを察知して修正した上で、来年度の指導計画に反映させる必要がありますが、ご多忙の中、年度末までそれほど時間はなく、先送りはできないはずです。



土曜日の午後から(休み、休みですが)各教科の問題に目を通しているのですが、まだ手つかずに残っている科目もちらほら。年齢とともに集中力の持続時間が短くなるようで…。受験生の頑張りに改めて頭が下がります。というわけで、本日のブログは「さわり」だけで失礼します。

教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一