月: 2018年12月

どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる

どんな問いを立てて教室に持ち込むかは、授業の成否を分ける最大のポイントだと思います。拙稿”学習目標は解くべき課題で示す“で申し上げた通り、「問い」は学習者にとって取り組むべき課題そのものです。従来は「導いた結論が何か」が問いの主流でしたが、高大接続改革以降の入試では、どうやってその結論を導くかが問いになるシーンが増えそうです。この流れの中で、問いのあり方、教室にどんな問いを…

学習指導、進路指導、探究活動で作るスパイラル

学習指導と進路指導という二本柱をしっかり立てれば成立したのがこれまでの指導計画でしたが、次期学習指導で加わる探究活動を組み合わせるとなると、単純にもう一本の柱を立てれば済む話ではありません。学習、進路、探究という三領域が「並列」していては、互いの関連が希薄になりますし、ただでさえ「教育の強じん化」で、思考力・判断力・表現力を高めるための活動を組み込むとなると、3年間/6年間で指導に当てられる時間の…