新学期を前に、改めて"予習・復習、課題のあり方"

2月も下旬を迎え、大学入試もいよいよ終盤戦。ほっとする間もなく、あと40日あまりで新入生を迎える時期を迎えました。合格通知を受け取った生徒が新入生オリエンテーションに登校してきます。
すでに生徒に購入させる教科書や副教材は決まっており、取次店への手配も終えているかと思いますが、それらをどう使って、授業を進めていくかについては、まだ調整の余地が残っていると思います。
新入生オリエンテーションや授業開きで、各教材の使い方に言及してしまったら、もう後戻りできません。
この時期にもう一度考えてみなければならないことがありそうです。

教科書や副教材をどう扱い、授業内外でどんな課題を扱うか、そこにどのくらいのエネルギーが必要かを具体的にイメージしないことには、せっかく起こした年間授業計画もただの単元進行表に過ぎません。
最新の大学入試問題に触れながら、どの時期にどんな課題に挑ませるか考えることによって、はじめて指導計画は具体的な形を得るはずです。
当然ながら、今まさに行われている大学入試の問題を覗かないうちに、「基本的には前年踏襲で」と決め打ちするのは危険な気がします。
3年後に目指すべきゴールがその位置を変えていくとしたら、以前と同じルートを同じ方法で登るわけにはいかない気がします。

ここ暫くで書き溜めてきた拙稿を、ジャンル別記事インデックス”予習・復習、課題のあり方“に収めました。
年度末でご多用を極める日々かと存じますが、お時間の許すときにご高覧ください。

教育実践研究オフィスF 代表 鍋島史一