休校中の学びを把握~リモート指導の好適手法の確立へ
緊急事態宣言を受けて、休校措置が取られ対面での授業は行えない状況が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかる見込みが立たない中で、今の状況に暫くは耐えることになりそうです。休校中も生徒の学びを止めさせないよう、生徒が自宅で取り組む課題を与えたり動画を配信したりと様々な努力が重ねられています。環境整備が先行していた学校ではテレビ会議システムを応用した双方向性の実現も図られていますが、…

当オフィスは、各地の学校で授業力向上や教育改善・学校改革のお手伝いをしています。
緊急事態宣言を受けて、休校措置が取られ対面での授業は行えない状況が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかる見込みが立たない中で、今の状況に暫くは耐えることになりそうです。休校中も生徒の学びを止めさせないよう、生徒が自宅で取り組む課題を与えたり動画を配信したりと様々な努力が重ねられています。環境整備が先行していた学校ではテレビ会議システムを応用した双方向性の実現も図られていますが、…
新型コロナウイルスの感染拡大で5月の連休まで対面での教育活動は事実上不可能になりました。この状況下では、生徒一人ひとりがどれだけ主体的・意欲的に学習を進めるかが問われますが、生徒の意欲と力量に任せるだけでは学力差は大きく広がるばかりです。 しっかり取り組んだ生徒は、単元の理解や知識を十分に蓄えるだけでなく、学びのスキルも高めているはずです。その一方、形だけ整えて終わりという生徒や、表面をなぞること…
宿題や課題は、生徒の力を伸ばそうという先生方の気持ちの現れであるため、ときとしてあれもこれもと与えてしまい、膨張の一途を辿りがちです。こなしきれないほどの宿題には、生徒から「仕上げきることの喜び」を学習する機会を奪うなど様々なリスクがありそうです。知識の拡張は、生徒の興味や進路希望によって必要となる範囲が異なるはずなのに、最大限の網をかけて全員に課しては、効果を上回る弊害を招きます。定着を図ること…
生徒による授業評価アンケートには、授業毎に教科担当の先生が教室で用紙を配って実施するパターンと、ロングホームルーム(LHR)内でクラス担任の先生の指導のもと全授業について一度に実施するパターンとがありますが、どちらが良いかとのご相談を受けることがあります。結論から言えば、LHR内での実施の方がメリットが多いと思います。大学のように学生ごとに履修科目がバラバラ、ホームルームが実質的に機能していない場…
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨日から多くの学校で休校措置が取られました。所用があって駅前の商業施設を訪ねたところ、フードコートで楽しそうに談笑している高校生やカラオケ店に入っていく中学生らしきグループを見かけましたが、大丈夫なんでしょうか。休校という非常態勢をとった意味が伝わっていないような気がするような、しないような…。ここで愚痴っても始まりませんが。それはさておき、自宅学習の課題を…
事前指導で獲得させる学習方策と失敗への耐性 適正な負荷をしっかりとかけ続けるることは、生徒の学力を最大限に伸ばす上で欠かせませんし、乗り越えるのがそうそう容易でないハードルに挑む中でこそ、生徒の側での学び方への工夫も生まれ、結果的に学習方策の獲得も進みます。中長期の指導に亘って適正な負荷を維持するには、生徒が感じる課題の難度や得意/苦手の意識の変化などを常に把握しておく必要があることは申し上げるま…
負荷を高めるときになすべき配慮と工夫 負荷が不足すれば生徒の力を十分に伸ばせませんし、出口で求められる学力への到達が遠のき、結果的には乗り越えなければならない段差を後に大きく残すばかりです。生徒が感じる難易度や負荷耐性の高まりを常に把握して、適正な負荷をバラつきなくかけて行くことが重要です。チャレンジングな課題に挑む中では学び方の工夫も生まれ、学習方策も身につきますので、学習者としての自立も進むも…
別稿「手を使って書き写すことの大切さ」で書いた通り、デジタル機器の普及で、手を使って書く機会はめっきり減りました。その影響は、手を使っての筆記が、キーボードやタッチバット、音声認識に置き換えられるという行動面での変化に止まりません。思考のありかたや、物事を考え出すときの手順そのものも変わっていきます。普段の生活の中で使うことができる道具は、教室での学びやテストの場に持ち込んでこそ、時代が必要として…
11月も半ばを迎え、最上級生はいよいよ進路希望の実現に向けて本格的なスパートに入ったものと拝察します。一方で、ここから先は弱気の虫も騒ぎ出しやすい時期。期末考査の終了後は登校日も少なく、周囲の頑張りや先生の励ましに触れて気持ちを新たにする機会も減りがちです。“受験期はまたとない成長の好機“です。苦しく感じるのは頑張っている証拠ですから、受験を終えたときに気づく自分の成長を楽…
模擬試験を受験するときに生徒がどんな志望校を書いているか、きちんと目を通して把握しておく必要があると思います。言うまでもありませんが、生徒が記入した志望校群を漫然と眺めて、「なるほど、こういう大学を志望しているのか」と受け入れているだけでは不十分です。第一志望から順に並ぶ大学・学部・学科が、きちんとした手順を踏んで選び出されたものか、十分な理由をもって志望校に挙げられているかを観点に、各生徒の志望…
学習評価は多面的に行う必要があります。仮に成績が伸びていたとしても言われたことをただこなした結果であれば、先生が手を離した途端に学びを止めてしまうかもしれませんし、伸びている実感を欠いた生徒はその科目を学び続ける意欲を失いつつある可能性もあります。正しい学びの場を創出できているか、授業を中心とする教科学習指導がきちんと成果をあげているかを知る上で、チェックすべきことがらは多岐に亘ります。以下はその…