月: 2022年3月

出題研究の成果を指導計画作りに活かす

大学入学共通テストも2回目を終えて、高大接続改革以降の新しい入試で求められる学力像もはっきりしてきました。新課程での「学ばせ方」にもあらかた方向性が定まったように見受けられます。入試シーズンの開始当初から、予備校等のホームページで入試解答速報のチェックを日々重ね、出題研究の成果を4月からの授業作りに活かす準備が既に整っている先生方も多いのではないかと拝察します。 2018年2月13日公開の記事をア…

積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ)

積極的に学ぶ姿勢を生徒一人ひとりに持たせたいというのは、先生方のどなたもが抱く思いでしょうが、言うは易く、その実現は中々たいへんです。学びへの積極性を引き出すには、それを構成する要素群を正しく想定し、その一つひとつを着実に成立させていく必要があります。如上の構成要素の想定(=問題の切り分け)には、生徒が学びに消極的になる場面とその要因を考えてみるのも一つの手。以下のようなケースは教室でも多く観察さ…

定期考査の出題計画作りで、指導目標の確認と目線合わせ

いよいよ高校でも新課程の下での学習指導が始まります。既に先行実施に移している部分もあるでしょうし、新しい学力観に沿った学ばせ方への転換も進んでいると思いますが、どのような学力を獲得させていくのか、この機に改めて確認と目線合わせをしておきましょう。確認と目線合わせと言っても、あれこれと頭で考えたり議論を交わしたりするだけでは、定まり切れないところも残ります。考査問題をどんな内容・構成にするのか、具体…

学ぶことへの自分の理由を持たせる~新単元等の導入指導

どの教科、科目、単元でも言えることですが、生徒が「それらを学ぶことへの自分の理由」を持っていないことには、「深く確かな学び」を実現するための必須要素である「主体的な学び」は期待できません。能動的・積極的な学びには、目的意識と学びの方策の2つが必要です。目的意識をもって学びに取り組んでいるか、学習方策の獲得はどこまで進んでいるかによって、取り組みもその成果も違ったものになります。新年度に始まる新たな…

授業開き/オリエンテーション#INDEX

春休みが終わればいよいよ新年度の始まりです。オリエンテーションもあれば、それぞれの学年で教科・科目ごとの授業開きもあります。最初のコンタクトで何を伝えるかが、1年間の指導の成否を大きく左右します。新入生に限らず、新2年生、新3年生に対しても、しっかりと導入指導を行いましょう。こちらからどんなメッセージを伝えるかも大事ですが、生徒の行動様式や意識の在り方をできるだけ早く把握し、事前に想定していた指導…

授業開き/オリエンテーション(その4)

【スタートに立った生徒に伝えていること】 新年度を迎えての授業開きやオリエンテーションでは、新しく学ぶ科目の目的や学び方に加え、生活や進路に対する心構えや生徒に期待されるところが先生方から熱いメッセージとして伝えられます。こうした場を参観していると、それぞれの先生方の思いや考え方に触れ、聞いているこちらも生徒と一緒に様々な刺激を受けます。新入生を迎える場面での最初の指導とその前後の進め方を考えてき…

授業開き/オリエンテーション(その3)

【指導に臨む前の目線合わせと、効果検証への備え】 授業開きや学習オリエンテーションに臨むに当たり、「ここから始まる指導を通じて、生徒をどんな状態に到達させるのか」を改めて明確にしておく必要があるのは言うまでもありません。授業開きを起点とする一連の指導を通して目指すところが曖昧なままでは、生徒の学習行動を観察・評価する基準も持てないはずです。きちんと目線合わせをして先生方の間で指導にばらつきが出ない…

授業開き/オリエンテーション(その2)

【授業開きを起点に継続的に行う学習法確立指導】 授業開きや学習オリエンテーションでの指導はその場で完結するものではなく、新しく始まる学びに適合させる一連の取り組みの始まりに過ぎないはずです。指導で伝えたことは、生徒の学び方の改善、ひいては学力の向上という結果に結びついてはじめて意味を持ちます。如上の場にどれだけ明確なメッセージを用意して臨み、雄弁に伝えたとしても、受け手である生徒の行動に好ましい影…

授業開き/オリエンテーション(その1)

【シミュレーションを通じた学習法ガイダンス】 新学期には、新入生に対して様々なオリエンテーションやホームルーム合宿などが計画されているかと思います。進級した生徒に対しても新たに学び始める科目の授業開きでは学習法のガイダンスが行われます。いずれも生徒に対して「こんな行動を取って欲しい、こんな意識をもって日々を過ごしてほしい」というメッセージを伝える大切な場です。しかしながら、期待を伝える前には、生徒…

年度初めに生徒に伝えたことに照らした指導の振り返り

年度末のこの時期を逃さずにやっておきたいことの一つに、「新年度を迎えるに当たって生徒に伝えたことが、どこまで生徒の行動や思考に根付いているか」の点検があります。クラス担任/学年団として、教科担当者として、あるいは部活動の顧問として、1年前の年度初めに当たって生徒に伝えたことがあるはずですが、それらがどこまで生徒の中に形になって根付いたかは、この1年の指導が所期の成果をどこまで得たかを表します。 ❏…

探究活動の効果測定アンケート

いよいよ、この4月からの新課程で「総合的な探究の時間」が本格的に始まります。既に2019年度には先行実施が始まっていますが、これまでのところ学校ごとに取り組みはまちまちのようです。指導を行う以上、きちんとその効果を測定し、「良いもの(効果をあげた働きかけなど)は教員間で共有するとともに、継承したものを土台に更なるブラッシュアップを図る」「改めるべきところは遅滞なく改善を図り、問題を残さない」ように…

新しいブログをより便利にご利用いただくために

この度、新しいサイトにホームページと公式ブログを引っ越しました。これからも引き続き、しっかりと勉強を重ねて、少しでもお役に立てる情報を発信していこうと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。さて、新しいブログ(見た目と内容は変わりませんが…)をより便利にお使いいただく方法をまとめました。 スマートフォンでご覧いただくとき ブログ内の記事を検索するとき ジャンルごとに関連記事を探すとき PDFなど…

ホームページとブログを引っ越しました。

平素より大変お世話になっております。 このたび、開業以来8年近く利用していたブログサービスが終了するのを受け、当オフィスの公式ホームページと公式ブログを新しいサーバーに引っ越しいたしました。 以前のホームページ/ブログは、2023年1月31日までご覧いただけますが、更新は既に終了といたしました。今後は、こちらの新しいブログとホームページをご利用いただければ幸甚です。 新サイトのデザインや構成は、ご…

サーバー移設とブログの一時休止について(お知らせ)

平素より格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。さて、当オフィスのホームページ、並びに公式ブログは2022年3月14日をもちまして新しいサーバーにお引越しいたします。移設作業の都合上、新サイト/ブログの準備が整うまで、ブログの更新を本日から3月14日(月)までの期間、お休みさせていただきます。新サイト/ブログ(お引越しだけなので内容はそのままだったりしますが…)への準備が整い次第、このページで…

進路希望の具体化と実現へ

1 選択の機会ひとつひとつに備えさせる 1.1 大きな分岐(選択の機会)を前に整えるべき指導機会 ★1.2 先に控える選択の機会をいつ認識させるか1.3 進路の手引きは冊子よりもファイリング形式で ★1.4 準備が整わないうちに選択を迫っていないか 2 進路希望の実現をあきらめさせない 2.1 どこまで伸びるか見立てる2.2 第一志望をあきらめさせない指導2.3 受験期は、またとない成長の好機 ★…

話し方・伝え方、強調の方法

1 わかりにくさを生んでいる間接的な原因 1.1 説明がわかりにくいと言われたら ★ 1.2 ボールを投げるのはミットを構えさせてから New! 1.3 教え方と学び方のマッチング 1.4 生徒に見えている景色を想像しながら教えているか 1.5 学びにおけるインプット(input)とインテイク(intake) ★ 2 わかりやすい話し方 Updated! 2.0 わかりやすい話し方(序) 2.1 …

その他のテーマ(記事まとめ)

1 働き方改革~校務の見直しと再構造化 1.0 働き方改革~校務の見直しと再構造化(序)1.1 業務の無駄を省く~現場レベルで可能なコストカット1.2 先生方の多忙解消に~個々の教育活動の価値見直し1.3 効果測定とスクラップ&ビルド(教育資源の最適配分)1.4 学びの重なりを上手に利用したコンパクトな学校経営 2 新しい学力観について★ 2.1 PISAが測定する「読解力」 ★2.2 ノート持ち…

学校評価、学校広報

1 学校評価アンケートをどう活用するか 1.0 学校評価アンケートをどう活用するか(序)1.1 意図は伝わっているか、成果はあがっているか1.2 より良く知ってもらい理解と共感を得るために1.3 効果を確かめ、教育リソースの最適配分を実現する1.4 学校改革・教育改善を進めるときの羅針盤として1.5 教育目標や指導方針をちゃんと伝える ★1.6 学校評価結果の十分な活用のための実施スケジュール ★…

活動性を高める方法と効果

1 活動性を高め、成果を可視化する 1.1 アクティビティと学習効果1.2 活動の成果を可視化する1.3 練習場面での成果確認1.4 チェックリストを用いた目標提示と達成検証1.5 “アクティブ・ラーニング”で学習時間が減る?1.6 対話によって学びはどこまで深まったか1.7 活動させるだけでは学ばせたことにならない ★ 積極的に学ぶ姿勢(記事まとめ) 2 不用意な“待て”…