探究活動、課題研究
探究活動の指導に”評価”を実装
プレゼンテーション力より質問力
探究活動などに限らず、日々の授業の中でも生徒がプレゼンテーションに取り組む機会が増えています。小学校からの蓄積もあってか、中高生のプレゼン力は以前に比べて大きく高まったと感じますが、プレゼン後の質疑応答では、ほとんど質問が出ないか、たまに質問が出ても散発的で、そこから議論に展開するような場面はめったに見かけません。プレゼン力だけでなく、「質問力」を高めることに注力した指導の設計が必要ではないかと感…
総合学習/探究活動における「知識の活用」
各教科の学習指導において「評価」を行うのは「生徒一人ひとりの学びをより良いものにする」ためであるのは言うまでもありません。獲得すべき知識や技能が身についていなければ、それを補う機会を用意する必要があります。知識や技能を「生きて働かせる(=活用する)」ことができていないなら、できるようにさせなければなりません。そうした指導が必要なことを見落とさず、着実に学びの成果を積み上げていくために行うのが「評価…
探究のフェイズごとにきちんと評価&フィードバック
総合的な探究の時間(探究活動)では、3/5段階の数値(評定)での評価は行いませんが、「評価」が不要ということではありません。探究活動は複数のフェイズを経て進むため、各段階で学んでいく「探究の方法と姿勢、スキルなど」の獲得を確かめ、その都度、しっかりと不足を補っていかないと、「やらせただけ」の結果になってしまいます。多大な時間と手間を投じた学び(先生方にとっては指導)が、目標を確実に達するには、各教…
探究活動の効果測定アンケート
総合的な探究の時間では「評定」こそつけませんが、指導を行う以上、きちんとその効果を測定し、「良いもの(大きな効果が見られた指導や働きかけなど)は、校内で着実に共有・継承してきたいところです。共有・継承したものを土台に、先生方の協働で、さらなるブラッシュアップを図るとともに、改めるべきところにはきちんと手を入れ、問題を残さないようにすることが大切です。効果的な指導手法も、組み合わせれば、相乗効果でさ…
探究活動、課題研究
探究活動の指導におけるフィードバック(AIも活用)
探究活動の指導を行うときに頭を悩ませるのは、生徒の活動にどこまで介入するかです。とりわけ、生徒の取り組みや成果を、中間段階でどう評価・フィードバックするかで困る、とのお声は少なくありません。生徒の探究テーマと先生方ご自身の専門領域が大きく異なると、内容や探究方法に助言を行うことへの躊躇や不安も生じがちですが、「専門外の助言はできない」との結論に向かうのはやや拙速な感じがします。生徒と一緒に(同じ目…
朝読書で興味を育て、探究に繋ぐ指導の設計
中学での経験を踏まえて考える「高校での探究活動」
高校に入学してきた生徒が、小・中学校の総合的な学習の時間や、体験学習などで何をしてきたか、意外と把握できていないものです。指導はすべからく、「現時点でできていること」と「最終的にできるようにさせたいこと」の差分を埋めるために行うもの。入学してきた生徒が、それまでに何を経験し、どんなことができるようになっているかを把握しないことには、指導の設計はできないはずです。中学で経験したのと同じ活動を繰り返さ…
進路を選択する中での「自分を知る」をどう考えるか
進路指導計画は大きく分けると、「進路意識を形成する過程」と「進路希望を具体化し実現する過程」の2つで構成されており、前者の中に配置されているのが「自分を知る」ことをテーマにしたセクションです。自己分析、自己理解など、呼び方は学校によって様々ですが、「職業や社会を知ること」「大学や学問を知ること」とともに、3ヵ年/6ヵ年の進路指導計画に何らかの形で配列されているはずです。 2019/11/18 公開…
〇〇的な(教科固有の)考え方・見方を養う第一歩
教科や科目に固有の「物事を捉える視点や思考方法」(所謂「〇〇的な考え方・ものの見方」)を学ばせることは学習指導の重要な目的です。目指すべきところは、3年/6年間の教育活動を通じて「物事を多角的に、深く、正しく捉えられる状態」に近づけること。全ての科目がそれにコミットすることではじめて、死角のない「見方」が実現します。正しい捉え方ができるようになれば、科目の学びに対する自己効力感も高まり、より広い対…
探究活動や課題研究と成果発表会(まとめと追記)
課題研究や探究活動の成果発表会は、生徒一人ひとりが取り組んできたことを互いに知り、相互に新たな刺激を得る「相互啓発」の機会としてとても大切だと思います。先輩たちの発表を見た後輩学年も大いに刺激を受け、自分たちも頑張ろうとの思いを持ってくれるはず。こうして受け継がれていく成果と刺激が、やがては学校に「文化」になります。さて、その成果発表会ですが、押さえるべきところをきちんと押さえないと、形だけのもの…
各教科で実践する「探究的な学び」
総合的な探究の時間だけでなく、各教科の授業でも「探究的な学び」を生徒に経験させようとする取り組みが広まっているのを実感します。先日、授業公開でお訪ねした学校でも、保健の授業では生徒がそれぞれのテーマと切り口で行った調べ学習の発表場面を、公民では企業と金融についてのシミュレーションを行うグループワークを見かけました。大学入学共通テストでも、「探究的な学び」の場を想定した出題をよく見かけます。現場の先…
違和感は思考[探究]の入り口(まとめ)
自由研究/課題研究は狙い通りの成果を得たか?
夏休みが始まって間もないのに「何、このタイトル?」と思われたかもしれませんが、タイトルの問いは、先生方がお盆過ぎに思い浮かべたのでは遅すぎかも。与えた課題の効果を測定するには準備も必要。当然ながら時間もかかるので、今のうちにスタートした方が良さそうです。夏休み中に取り組ませるタスク(宿題)は既に提示しているはず。履行にかかる時間を生徒に投じさせる以上、所期の成果が得られたかどうかは、タスクを与えた…
アイデアを作らせる~きちんと調べ、思考を拡充・整理
総合的な探究の時間において、生徒に研究テーマを考えさせるところでご苦労を抱えておられる先生方も少なくありません。地域連携や新しいビジネスなどの考案に取り組ませて自らの進路と向き合わせる教育活動でも、アイデアを出させるフェイズでのご苦労が多いようです。進路指導もまた、自分の将来を対象として行う探究活動であり、その探究の成果が「志望理由書」や「学修計画書」といった形で、大学進学に際して合否判定の材料と…
アイデアを膨らませ、まとめる方法への習熟
アイデアを出させる前に、まずはきっちり調べ学習
学校の中に新しい教育活動が採り込まれるにつれて、生徒にアイデアを出させる機会が増えてきました。日々の教科学習指導の中でもPBL型の授業デザインなら、解の導き方や物事を確かめる手順などを生徒自身の発想に委ねることもあれば、探究学習のテーマを考えさせたり、新しいビジネスの発案に挑ませたりすることもあります。そんなときに、何の土台も準備もなく「さあ、アイデアを出そう」と旗だけ振っても上手くは行きません。…
問いを立てる力~より良い社会を作るために
当ブログでしばしば取り上げてきた「問いを立てる力」は、単なる学習技術ではなく、「より良く生きる」ために欠かせないスキルです。身の回りの「当たり前」の中に問題を見出し、その解決策を考え、実現することによって、社会とそこでの暮らしはより良くなります。当たり前のことですが、問題を見つけられないことには、解決への道筋をつけるところには到達せず、いつまでも同じ問題を抱えます。総合的な探究の時間で生徒に取り組…






