授業改善での協働のあり方

協働の進み具合を測る指標

授業改善はチームで進める方が効率的であり、自分ひとりで頑張っても壁がありますが、実際に授業改善に向けた教員間の協働がどのくらい進んでいるかと問われても、はっきりした答えが見つからないものです。先生方を対象に聞き取り調査を行っても、進み方の評価や捉え方が様々です。「学校全体の取り組み」「教科ごとの取り組み」「個人の取り組み」の区別がはっきりしないことも少なくありません。そんなややこしさを抱える問題で…

校種間連携で行う授業改善(研究授業&出前講義)

各地で小中高連携の輪が広がっています。都内でもこの秋、小中高合同の授業研究会がいくつも行われます。すべての研究会の成功と盛り上がりを祈念しつつ、先生方を対象に代ゼミで開催した夏のセミナーで担当させていただいた箇所を本稿で再現してみたいと思います。 ❏ 上級学校の求めに応じるだけが連携にあらず 校種間連携は、様々な形で整備が進んでいますが、その多くは上級学校で行われていることを下級学校が知るための機…

ワークショップ「面白い授業とは」

先日、都内のある学校をお訪ねして、ちょっと変わったワークショップを行ってきました。タイトルは「面白い授業とは何か」です。このタイトルに正攻法で答えを探そうとすると、早々に発想が行き詰ってしまうことが少なくありません。ワークショップの冒頭で参加者の皆さんに考えていただいたのは、「面白くない授業」です。 ❏ まずは、「面白くない授業」を思い浮かべる 短時間のうちに、実に色々なご意見が続々と出てきました…