結果を振り返って指導計画を見直すのは今
2月に入ると合格の知らせが次々と届き始めますが、同時に、卒業していく生徒に対して行ってきた3年間/6年間の指導をその成果に照らして振り返りつつ、次の学年の指導の設計にあたる時期でもあります。 進路指導の方針や一つひとつの指導の具体的な方法について、効果を上げたものはきちんと抽出し、継承しなければなりませんが、反省すべき点があったものをそのままにしてはいけません。 指導を担当されてきた先生方が、それ…
当オフィスは、各地の学校で授業力向上や教育改善・学校改革のお手伝いをしています。
2月に入ると合格の知らせが次々と届き始めますが、同時に、卒業していく生徒に対して行ってきた3年間/6年間の指導をその成果に照らして振り返りつつ、次の学年の指導の設計にあたる時期でもあります。 進路指導の方針や一つひとつの指導の具体的な方法について、効果を上げたものはきちんと抽出し、継承しなければなりませんが、反省すべき点があったものをそのままにしてはいけません。 指導を担当されてきた先生方が、それ…
高大接続改革を機に、新しい学力観に沿った学ばせ方への転換を図る必要があります。どの学校でも、指導計画の見直しや授業デザインの研究が意欲的に進められているものと拝察しますが、その中で、学ばせ方の転換で家庭学習の充実が求められることへの十分な意識が必要です。教室の中で、対話的で深い学びを実現するには、生徒の側での授業準備はこれまで以上に重要性を増しますし、そこで深めた学びをより確かなものとし、広がりを…
家庭学習の習慣形成や授業外学習の延伸を図るのは、学力の向上という目的のための手段です。ここでいう学力は、テストの成績などに現れる結果学力も指しますが、タスクマネジメントなども含んだ広い意味での「学ぶ力」のことです。 高大接続改革を前に教室での学ばせ方が変わる以上、家庭学習が果たす役割も変わります。教室を離れてじっくりと考えたり、課題を仕上げたりすることに十分な時間を当てられるかはとても重要です。 …
少なからぬ学校で授業外学習時間の目標値を設定していますが、「平日の平均で2時間以上」といった目標を振り回すだけで学習時間の延伸という実効が得られたケースはあまり見かけないように思います。 家庭学習時間の目標をクリアしたところに何が待っているかも曖昧なままかもしれませんし、そこまでの時間を勉強に投じる必要が本当にあるかどうかも検証されていないのではないでしょうか。 また、ものすごく沢山勉強している一…
新しい年を迎えると目標や抱負があれこれと浮かんできますが、考えているだけでは立ち止まっているのと一緒です。ひとつひとつを形にしようと行動してみてこそ、それまで見えなかった景色が目の前に広がり、そこに新しい目標/やるべきことも見えてくるように思います。 散歩していても場所を移すごとに新しい景色が目に飛び込んでくるのと似ています。立ち止まっていても曲がり角の先はわかりませんよね。 さて、前振りはこのく…