日: 2020年10月20日

学びを深める、問いの立て方とその使い方

別稿「どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる」でも申し上げたことですが、「問いの立て方」とその「使い方」は、授業を通した学びの成果(深まりと広まり)を大きく左右します。問いを起点に展開する様々な学習活動が、生徒一人ひとりの学びをより深く広いもの、確かなものにするには、どんな問いを立てるのが良いのか、時には立ち止まって考えてみるのも良さそうです。より良い授業を目指す気持ちはすべての先生に共通する…

どんな問いを立てるかで授業デザインは決まる

どんな問いを立てて教室に持ち込むかは、授業の成否を分ける最大のポイントだと思います。拙稿「学習目標は解くべき課題で示す」で申し上げた通り、「問い」は学習者にとって取り組むべき課題そのものです。従来は「導いた結論が何か」が問いの主流でしたが、高大接続改革以降、どうやってその結論を導くかが問いになるシーンも見かけることが珍しくありません。問いのあり方、問いを軸に授業をデザインするかについて発想とスキル…